小学校2年生から「野球をやりたい」といわれたときに、まず、何をそろえないといけないか、お父さん・お母さんは悩むはずです。また、スポーツ用品店に行っても、いろんなものがあってどれを選んでいいかわかりません。子供に聞いてみても、どの道具がいいかなんて、当然わかりません。
せっかくはじめるのだから、長く野球をやってほしいと思いますので、本格的に野球を理解して楽しくなってくる小学校5年生になるまでは使い続けられることを考えて、おすすめのグローブを紹介します。
以下の小学生の平均身長を基本に、野球を始めるときのおすすめの道具をご紹介します。
男子 | 女子 | 備考 | |
小学校1年生 | 116.5cm | 115.6cm | |
小学校2年生 | 122.5cm | 121.5cm | |
小学校3年生 | 128.1cm | 127.3cm | |
小学校4年生 | 133.7cm | 133.4cm | |
小学校5年生 | 138.8cm | 140.1cm | |
小学校6年生 | 145.2cm | 146.8cm |
出所:平成30年「学校保健統計調査」より
小学校2年生で選んでほしいグローブ
小学校2年生からはじめるときのグローブは、気合をいれすぎて、内野手用とか外野手用などを選ぶのではなく、「オールラウンド用」のグローブを選びましょう。また、小学生2年生だと小学校4年生までと考えたほうがいいです。
「小学校6年生までつかえるものを」と思いたいですが、小学校5年生以上になると、野球もある程度上手になっているので、そのときにあったグローブを改めて買い替えたほうがいいでしょう。
「グローブの手入れ」をすれば、グローブは小学校6年生まででも、つかうことはできますが、小学校2年生のときの手の大きさと小学校6年生での手の大きさは全く違うので、小学校2年生から小学校4年生まで使えるグローブを選んでください。
また、小学校6年生くらいでやっと「グローブの手入れ」をするようになるので、小学校2年生のときに高いグローブを買っても、グローブの手入れはしないので、2~3年でダメになってしまいます。だから、ある程度のグローブを買ってあげることで、小学校4年生の終わりまでは使えるはずです。逆に、高いグローブであっても小学校2年生だと同じように小学校4年生までしか使えなくなってしまいます。
型付けは、ちょっとだけお金がかかるけどしてください!
新しいグローブを買ったときに、「グローブの手入れ」は重要ですが、もうひとつグローブにとって大切なのは、「型付け」です。昔は、近所の人からグローブのお下がりとかもらって、その「型のついた」グローブで子供はボールのとるためのグローブの使い方とか手の使い方を覚えました。でも、いまの時代は、新品のグローブをほとんどの子供が使います。その新品のグローブは、当然、型はついていないし、グローブの皮もいまはいいものなので固いです。
その新品のグローブでそのまま練習をしても、ボールはとれません。皮が固くボールをはじいてしまういます。キャッチボールをしてはじいてばかりいると、無理をしてボールを捕ろうとして、変なグローブの型がついてしまいます。グローブの型だけに変なクセがつくだけならいいですが、ほとんどの場合、子供のボールの捕り方まで、変なクセがついてしまいます。
グローブは、「型がついていないグローブ」は、ほとんど役にたちません。
「型がついてはじめてグローブ」として、野球ができるようになります。
おすすめのグローブ
全く選び方がわからない人には、これがおすすめ!
小学校2年生でのグローブ選びは、ほとんどの子供は「初めてのグローブ」になります。
お父さん、お母さんにとっては、「とりあえず」と思って買ってしまうかもしれませんが、最初に買うグローブは子供にとっては、いつまでも思い出に残るものです。
そして、これから野球が上達するかしないかは、「初めてのグローブ」は最も重要だと思います。
そこで、おすすめのグローブは「型付けされたグローブ」。
最初からボールがとりやすい「型付け」されたグローブは、少し値段が高いですが本当におすすめです。
久保田スラッガーのグローブは、ほとんどが型付けしてくれていて、その型付けも本当に丁寧で取りやすい型付けです。Amazonでも購入できるので、最初に購入するにはいいグローブです。
プロ野球選手でも守備の上手い人はこだわって「久保田スラッガー」を使っています。
少し値段は高いですが、確実に小学校4年生までは使えます。
「型付け」までは・・・。という人におすすめ!
小学校2年生からはじめると、お父さん・お母さんの心配事は、「ずっと続けてくれるのか」と心配してしまします。1年くらいでほかのことに興味をもったら、「型付けしたグローブを買ってももったいないのでは。」と思うお父さんお母さんは、下記のグローブがおすすめです。
アシックスのグローブは、皮が柔らかいのですぐに「型付け」できます。
以前のSSKのときは皮がやわらかく、握力が弱い小学生には、使いやすいグローブです。
「型付け」もボールを挟んで、タオルかひもでグローブを結んでおけば、丸1日くらいで、ある程度の片づけはできます。
エンゼルスの大谷選手が使っているメーカーなので、お子さんもうれしいし、満足してくれると思います。
お父さん・お母さんで「型付け」はできるよ!という人におすすめ!
お父さんが野球経験者、お母さんもソフトボールなどの野球経験者の方は、ぜひ、お父さん、お母さんが「型付け」をしてあげましょう。お子さんは、絶対「お父さん、お母さんすごい!」と尊敬のまなざしになります。それに何よりも、初めてのグローブで、お父さんかお母さんが「型付け」してくれたことは一生忘れませんよ。
やっぱり野球経験者であれば、グローブは「ミズノ」。
楽天の田中将大選手や巨人の坂本勇人選手も使用しているミズノ。
値段も子供用だとそんなにしないので、野球経験者であればミズノのグローブがおすすめ。ただし、皮は固いので「型付け」は慎重に。
[まとめ]小学校2年生でのグローブ選び
小学校2年生で野球を始めるときのグローブ選びは、最初に買ってもらうグローブなので、お子さんにとってはとても記憶に残ります。
さらに、まだ小さい手なので、大きなグローブもいりません。
この年代で大切なのは、ボールをとれるための基本である、グローブの「型付け」が大事です。握力も弱い小学校2年生では、型付けをしてあるグローブかグローブの皮が柔らかいグローブを選びましょう。