子供から、「野球をやりたい」といわれたときに、まず、何をそろえないといけないか、お父さん・お母さんは悩むはずです。スポーツ用品店に行っても、いろんなものがあってどれを選んでいいかわかりません。
少年野球の場合、子供の成長が早いこともあり、学年別にどういった道具を揃えたらいいのかをB-Baseball.comがご紹介します!
いまの子供は、「野球」をやる場所がないから、
道具選びもわからない?
昔は、小学生は放課後、公園などで友達と野球で遊ぶことができました。さらに、習い事もそんなになかったので、放課後、公園で遊ぶのが普通でした。だから、昔は「1度は野球をやったこと」があったのですが・・・。
今の時代は、特に、都心部になると公園で「ボール遊び禁止」・「バットの使用禁止」となっている公園がほとんどです。野球だけでなく、サッカーですらできない公園が増えています。
そうした環境では、野球グローブやボールですらご家庭も多いのではないでしょうか?だから、野球を全くやっていないお子さんが多くなっているのも事実です。「野球をやりたい」と思ってもできないから、小学生が野球をやりたいと思ったら、少年野球チームに入らないと野球ができない環境にあります。
全くの初めてに近いお子さんが「野球をやりたい!」と言われて少年野球チームに入ることになったら、お父さん・お母さんはどんなものを揃えたらいいか困ってしまうのではないでしょうか?
そんなかたに、お子さんが困らない最低限そろえてほしい野球道具をご紹介します!(まずは最初は、当然、価格も最低限に考えてご紹介します!)
少年野球チームから購入するものは?
チームの帽子(試合用・練習用)
帽子(試合用と練習用)
少年野球チームで指定された帽子を購入してください。試合用と練習用帽子が別々のチームと試合用も練習用も同じ帽子のチームがありますので、所属チームに確認してください。
(価格は1,200~1,800円くらい)
②試合用ユニフォーム
チームで試合をするときに必要なユニフォーム。いまは、上下ではなく、上着のユニフォームだけのチームが増えています。このユニフォームで練習をするチームや別に練習用の上着を用意しているチームも増えています。(価格2,000円~5,000円くらい)
練習用ユニフォームが必要なら
練習用のユニフォームが必要なら、上着は多少大きめを購入しておきましょう。上下セットのユニフォームもありますが、すぐに着れなくなってしまいます。また、練習着のズボンは汚れたり、スライディングで破けたりしてしまので、上着だけはワンサイズ大きめを購入しておけば、2年くらいは着れると思います。(お子さんの成長にもよりますが・・・)
野球をはじめるときにはこれだけそろえてください!
③練習用ユニフォーム(下のみ)
練習用ユニフォームについては、ズボンだけ買うチームが増えてきています。サイズについては、小学生の場合、120㎝~160㎝となるので、お子さんの身長に合わせて最初は購入してください。週末だけの練習であれば、最低2枚あれば十分です。
④アンダーシャツ
アンダーシャツ(半袖)/春夏用
練習中には、このアンダーシャツを着た上に、練習用シャツまたは試合用(練習用)ユニフォーム(上)を着てください。夏場は熱いので、アンダーシャツだけで練習することがあります。夏場の1日練習のときは途中で着替え用のアンダーシャツももっていくといいでしょう。アンダーシャツの色については、所属するチームカラーに合わせてご購入してください。最低でも2枚は購入しましょう。
注意してください
アンダーシャツの色はチームで決められている場合があるので、必ずチームにアンダーシャツの色を確認しましょう。
子供の成長は早いので、このアンダーシャツでも充分です。
小学生は成長が早いです。洋服と一緒で1年ごとに新しいアンダーシャツが必要になります。
アンダーシャツ(長袖)/秋冬
冬場は、長袖のアンダーシャツになります。練習は、長袖のアンダーシャツの上に練習用シャツを着て、ジャンパーを着て行って、練習中はジャンパーを脱いで練習。試合では、長袖のアンダーシャツの上に試合用ユニフォームを着て試合ができます。半袖と同様に、最低2枚は必要でしょう。
1年に1回は買い替えないと子供の成長にはついていけません!
⑤野球ベルト
野球ベルトについては、練習用も試合用も同じもので構いません。ただし、ベルトの色は、黒なのかそのほかの色なのかは、所属するチームで決まっていますので所属チームで決まっている色のベルトを購入しましょう。
あと、ベルトが大きい場合は、お父さんお母さんが子供にあったサイズにベルトの皮を切ってあげましょう。
注意してください
ベルトの色もチームで決められている場合があるので、必ずチームにベルトの色を確認しましょう。
ベルトもいろいろあります!
ベルトの色で多いのは、黒。様々なベルトがありますが、基本、牛革製のものがやっぱり丈夫ですね!
⑥ソックス(アンダーソックスとも言います)
野球をやるときに、ソックスの上にストッキングを履きます。野球をやっていない方だと、「2つもソックスを履くのか」と思うかもしれません。スライディングをするので、ソックスとストッキングが必要なのです。2つのソックスがあるので、ソックスを「アンダーソックス」という方もいらっしゃいます。
注意してください
チームのソックスの色が、カラーソックスに指定されている場合は、チーム指定のカラーソックスを購入しましょう。最近は特殊な色のチームは減ってきています。
ソックスカラーが白の時におススメ!
ソックスは、練習用も試合用も白色のソックスであるチームなら、断然「パンダソックス」がおすすめです。少年野球の練習や試合では、子供は必ず泥汚れが付くので、足裏が黒くなっているソックスは、洗濯するお母さんにやさしいソックスです。
⑦ストッキング
野球独自のものが「ストッキング」。野球をやったことがない方は、このストッキングを忘れることが多いでしょう。このストッキングは、野球でスライディングするときに、足を守るためにソックスの上に履きます。
乾きやすいものなので、最初は1足あれば大丈夫です。土日が練習の場合は2足あれば充分です。
注意してください
チームのストッキングの色が指定されている場合は、チーム指定のストッキングを購入しましょう。ストッキングは逆に特殊な色のチームが多いです。
以上のものを用意すれば、チームでの練習や試合に参加できます。
次に、グローブやバットについてです。
グローブやバットは
最初はあまり高価なものはいりません。
「野球は道具にお金がかかる。」と思っているお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか?それは間違いです。どんなスポーツをやるにしても、いろんな道具が必要です。ただ、野球の場合は、最初に
野球とサッカーの費用比較
野球とサッカーどちらがお金かかるのか。徹底的に比較してみましたので、ぜひご覧ください。
道具は大事。最初は子供が使いやすい道具を。
バットやグローブは、安いものから高いものまでさまざまなものが毎年でてきます。「自分の子供だから」と思っていい道具をつい買ってしまう「親心」はわかります。
でも、はっきりいいます!高い道具はいりません!
まずは、子供が使いやすい道具を選んであげて、うまくなったら子供がほしいと思う道具を買ってあげましょう!小学生は成長が早いので、洋服と一緒で、子供の成長に合わせて道具を選んであげましょう!
⑧グローブ
いきなり高いグローブをもっても、ボールは取れません。逆に、グローブの皮が固いので変なグローブのクセがついてしまい、野球の上達の妨げになります。特に、グローブは本革ものもだと新品はとても固く、価格も高いです。小さい子供がグローブを柔らかくするにはとても時間がかかり、変な捕り方になってしまいます。野球を始めたばかりでグローブ選びに悩んでいるなら、「ソフトレザー」のグローブがおすすめです。柔らかい皮なので、野球を始めたばかりの使いやすいはずです。また、守備もわからないので「オールラウンド用」のグローブを選んでください。
野球を始めたばかりのお子さんは、断然「ソフトレザー」のグローブがおすすめ!
大谷翔平モデルや村上モデルなどのプロ野球選手のモデルがほしくなりますが、ある程度野球に興味を持ってきた段階で買い替えることを考えておきましょう。小学校5年生か小学校6年生になれば、守備位置も決まるので、ある程度高いグローブにしたらいいでしょう。
⑨バット
バットについては、「長さ」と「重さ」がお子さんにあっていれば正直どんなバットでもかまいません。一番大切なのは、お子さんの体形にあったバットを選ぶことが一番大事です。
重さは、小学生の筋力はひとそれぞれなので、「長さ」で選んでいいと思います。
一番ダメなのは、長すぎるバットで重いバットです。特に、お子さんは重いバットを振ると、打撃フォームを崩してしまうし、グローブ同様、最初に変なクセがついてしまうと高学年になったときに打撃フォームを修正しにくくなるので、要注意です。
野球を始めたときはこのくらいのバットで充分です!
バット選びには、お読みください
バットの選び方は、お子さんに合わせた「重さ」と「長さ」をお父さん、お母さんが理解して選んであげましょう!ぜひ、下記の記事を参考にしてください。
野球でバットの長さって?
お子さんの身長に合わせたバットの選び方。
⑩スパイク
スパイクについては、少年野球はどんな色でもかまいませんが、少年野球のスパイクは正直そんなに種類はありません。また、ゴムスパイクと金具スパイクの2種類ありますが、少年野球(軟式)の場合は、ゴムスパイクのみの使用になります。
あと、大事なのは、小学校4年生くらいまでは、マジックテープのスパイクを買ってあげましょう。ひものスパイクは、きちんと自分で結べるようになったときにしましょう!
注意してください
今は、どんな色のスパイクを履いても問題ありません。ただし、チームで色が指定されている場合は、チーム指定の色のスパイクを購入しましょう。
小学校4年生くらいまでは、マジックテープのスパイクがおすすめ!
小学校4年生くらいまでは、まだ、くつひもを結ぶのも大変だと思うので、マジックテープのスパイクにしてあげるのがいいでしょう。小学校5年生くらいになると、自然と自分でくつひもを結ぶようになりますよ。
まとめ
お子さんが「野球をやりたい」と言ったら、まずは、道具を買わないととか、何をかったらいいかわからないといったことも、お父さん、お母さんの悩みですよね。
でも、道具はそんな特殊なものや高いものは必要ありません。
最初は、簡単で「野球をやりやすい道具」を選んであげて、楽しく野球をやらせてあげて、本当に楽しくなってから、必要な道具を選んであげましょう。
ここにまとめた道具をそろえれば、お子さんは野球をはじめられます。まずは、「野球をやりたい」と思ったお子さんの気持ちを大切にしてあげてください。
野球には、このほかにもいろんな道具があります。このほかには、バットケース、バック、バッティンググローブ、スパイクケースなどがありますが、最初は、上にあるようなもので十分です。
バックについても、家にあるリュックサックをつかっていいですし、スパイクケースも家にある巾着とかで十分です。バットもリュックサックに差し込めればそれでいいと思います。家にあるバックで、グローブとスパイク、水筒とタオルがはいるもので、最初は初めて、チームの子たちがもっているバックとかをあとで購入すれば十分です。
最初にいろんな「いい道具」を揃えても、子供は使いこなせません。
野球の上達とともに、いろんな道具を少しづつそろえていくことが、最初にそろえるものはできるだけ「必要最低限」でスタートすることが大事だと思います。野球の道具、いろんな種類がありますので、必要に応じてそろえましょう
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