学童野球に「メンタルトレーニング」は必要か　効果如実も…“最終回窮地”に表れた課題

学童野球の現場でも「メンタルトレーニング」が必要かどうかは議論が分かれるところですが、実際に試合の最終回、プレッシャーのかかる場面で選手の心の持ち方が勝敗を左右することは多々あります。
ただ、子どもたちにとって大切なのは「勝たなければいけない」という過度な意識ではなく、「失敗しても仲間がいる」「自分の力を信じる」といった前向きな気持ちを持つこと。その基盤をつくるのが、日頃の声かけや小さな成功体験の積み重ねです。
監督としては、専門的なメンタルトレーニングを導入するよりも、普段の練習や試合の中で「心が強くなる経験」を自然に積ませることが大事だと思います。プレッシャーに押しつぶされるのではなく、それを楽しめる子が増えていけば、結果は後から必ずついてくるはずです。