はじめに
少年野球は多くの子供たちに人気のスポーツです。しかし、グローブの選び方が分からず、戸惑うご両親も多いのではないでしょうか。本日は低学年の少年野球選手におすすめのグローブと、選び方のポイントをご紹介します。適切なグローブを選ぶことで、お子さまの野球人生がより楽しくなることでしょう。
ポジション別におすすめのグローブ
グローブの選び方は、お子さまの守備位置によっても異なります。それぞれの特徴を理解し、最適なグローブを選びましょう。
内野手用グローブ
内野手用のグローブは、小さめで浅めのポケットが特徴です。素早い動きと確実な捕球が求められるポジションなので、手先の動きを妨げないコンパクトなサイズが適しています。SSKのスーパーソフトシリーズは内野手におすすめの人気グローブです。
低学年の内野手におすすめなのは、ミズノの革命グリップUMIXシリーズです。合成皮革とメッシュ素材を組み合わせた軽量設計で、握りやすく投げやすい仕様になっています。身体に負担をかけずに野球を楽しめるでしょう。
外野手用グローブ
外野手用のグローブは大きめで深めのポケットが特徴です。飛んでくるボールを確実に捕れるよう、ポケットに余裕を持たせています。手の小さな低学年の子供でも扱いやすいよう、軽量で柔らかい素材が多く採用されています。
ジームスのトライトン軟式シリーズは、湯もみ加工により最初から柔らかく、外野手の練習グローブに適しています。また、ローリングスのRGR8シリーズも人気の外野手用グローブで、しっかりとしたキャッチングエリアが特徴的です。
投手用グローブ
投手用のグローブは指の隙間がなく、しっかりと包むデザインが特徴です。ボールをしっかりとコントロールするための設計になっています。また、投げ込む際の負担を軽減するため、親指と人差し指の付け根が立体的に作られているのも投手用グローブの特徴です。
久保田スラッガーのKSIBシリーズは、低学年から本格的に使える定番の投手用グローブです。柔らかな革質とクッション性に優れ、小さな手にもフィットします。飛びの良さも評価が高く、低学年からステップアップできるグローブとしておすすめです。
人気メーカーのグローブ紹介
少年野球グローブの人気メーカーを紹介します。メーカーごとの特徴を理解し、お子さまに合ったグローブを選びましょう。
ミズノ
ミズノのグローブは、高い耐久性と操作性が魅力です。プロ選手からも高い支持を受けています。革命グリップとライナベータウインドミットなど、低学年向けのシリーズも充実しています。やわらかな革質と手になじむデザインで、子供でも扱いやすくなっています。
ミズノのグローブは、細部にまでこだわりがあり設計されています。手首への負担を軽減するためのパッド設計や、ボールをしっかりキャッチできるよう工夫されたポケット形状が特徴的です。低価格の製品からトッププロ用まで、幅広いラインナップが用意されています。
ZETT
ZETTのグローブは、軽量でフィット性に優れています。スポンジや合成皮革、メッシュなどを組み合わせた設計で、理想的な軽さと柔らかさを実現しています。低学年向けのグランドヒーローシリーズは好評を博しています。
また、ZETTのグローブは、指先までしっかりとボールをキャッチできるよう工夫されています。内袋のデザインにもこだわりがあり、そのため飛び具合やボールの捕れ方が良いのが特徴です。初心者から上級者まで、様々なグレードのグローブが用意されています。
SSK
SSKの人気シリーズ「スーパーソフト」は、軟らかな肌触りが特徴のグローブです。革命的な革質とデザインが、小さな手でも確実にボールを捕れるよう設計されています。親指と人差し指のつなぎ目にもこだわりがあり、しっかりとボールをつかめるのが魅力です。
SSKのグローブは、低価格ながらも高い品質が評価されています。入門用からプロ用まで幅広いラインナップがあり、選手のレベルアップに合わせて、グローブのグレードアップが可能です。長年の経験から生まれた高い機能性が、少年野球選手の成長を後押ししてくれるでしょう。
グローブ選びのポイント
適切なグローブを選ぶためのポイントを解説します。お子さまに合ったグローブを見つけるための知識を身につけましょう。
サイズ選び
グローブのサイズ選びは、お子さまの手のサイズに合わせることが重要です。メーカーごとにサイズ表示が異なるので、計測した手のサイズと照らし合わせて選びましょう。小さすぎるグローブだと操作が難しく、大きすぎると安定したキャッチングができません。
おおよその目安としては、低学年なら「SS」から「M」サイズ、中高学年なら「M」から「LL」サイズがおすすめです。メーカーのサイズ表示には個体差もあるため、手にフィットするかを実際に試着するのが一番の近道です。お近くの野球用品店で試着をしてから購入するのがおすすめです。
重量の選び方
低学年の子供は握力が弱いため、重すぎるグローブは扱いづらくなります。重量は製品の革質や形状によって異なりますが、おおよそ250グラム前後の軽量モデルがおすすめです。慣れてきたら少しずつ重さを増やしていくのがよいでしょう。
また、グローブの重量バランスにも注目しましょう。親指や小指側に偏った重さは、腕への負担が大きくなります。全体に重さが均等に分散しているモデルを選ぶと、疲労が軽減されます。グローブの重さは、疲労や負担を軽減する大切なポイントになります。
素材の選び方
グローブの革質は、使い心地に大きく影響します。低学年の子供には柔らかな合成皮革のグローブがおすすめです。慣れてきたら本革のグローブに移行するのがよいでしょう。本革製のグローブは、耐久性と型くずれしにくい点が長所ですが、入門時は扱いづらい面もあります。
また、表革と裏革の使い分けも選び方のポイントになります。表革はキャッチングの際に直接ボールを受ける部分なので、耐久性とグリップ力が重要です。一方、裏革は通気性と柔らかさが求められます。両者を適切に組み合わせたグローブを選ぶことで、快適な使用感が得られるでしょう。
グローブの手入れ方法
大切なグローブを長く使うためには、適切な手入れが欠かせません。こまめなメンテナンスで性能を維持し、長期間活躍できる製品を選びましょう。
日常のお手入れ
使用後は手袋の内側を乾燥させ、汗や泥などの汚れを拭き取ります。使ったグランドの土も手早く取り除きましょう。グローブを放置すると、雑菌が繁殖し革が傷む原因になります。また、湿気の多い場所や直射日光を避けて保管するのがおすすめです。
数ヶ月に一度は革用クリームやオイルを塗布し、柔らかさを保つ手入れをしましょう。グローブの寿命は3年程度と言われています。しかしこまめな手入れを心がければ、さらに長く愛用できるはずです。
型付けのポイント
グローブの型付けを行うことで、キャッチングの精度が大きく向上します。型付けには湯もみなどの方法があり、プロの職人に任せるのが確実です。2,000円前後の費用がかかりますが、グローブにフィットし、ポケットの深さやボールの捕れ具合も改善されます。
自分で型付けを行う場合は、高温の湯でグローブを柔らかくしてから、ボールを入れてラップをしっかりと巻きます。その状態で一晩放置し、次の日に型を整えます。適度な湿気を含んだ状態を保つため、練習前には軽く水を吹きかけることをおすすめします。
まとめ
本日はグローブの選び方と手入れ方法について詳しく解説しました。お子さまに合ったグローブを選ぶことで、より野球が楽しくなること間違いありません。また、適切な手入れも長く活躍できるグローブを維持するうえで重要なポイントです。購入時のアドバイスと、愛情を込めた大切な手入れで、お子さまの野球人生を全力でサポートしましょう。
よくある質問
低学年の子供におすすめのグローブは?
子供の手のサイズに合わせて、「SS」から「M」サイズのグローブがおすすめです。ミズノの革命グリップUMIXシリーズやSSKのスーパーソフトシリーズなど、軽量で柔らかい素材のグローブがおすすめです。
グローブの素材選びのポイントは?
低学年の子供には、柔らかな合成皮革のグローブがおすすめです。慣れてきたら本革のグローブに移行するのがよいでしょう。本革は耐久性と型くずれしにくい特徴がありますが、初心者には扱いづらい面もあります。
グローブの手入れ方法は?
使用後は汗や泥などの汚れを拭き取り、乾燥させることが大切です。数ヶ月に一度は革用クリームやオイルを塗布し、柔らかさを保つことをおすすめします。適切な手入れを心がければ、グローブの寿命を延ばすことができます。
グローブの型付けのポイントは?
型付けを行うことで、グローブのキャッチングの精度が大きく向上します。プロの職人に型付けを依頼するのが確実ですが、自分で行う場合は高温の湯でグローブを柔らかくし、ボールを入れてラップで固定する方法があります。