スポーツ指導者のハラスメント防止に研修会 目的と目標、叱ると怒るの違い|少年野球
ハラスメントをなくすために、福知山市スポーツ協会と京都府スポーツ協会がスポーツ指導者研修会を開催しました。この研修会では、大学で教員を育成している教授が登壇し、良い指導者の特徴について解説しました。そこには、中学校の部活動やスポーツ少年団の指導者たちが約80人も集まりました。講師はびわこ成蹊スポーツ大学の川合英之教授で、彼は「スポーツ界におけるハラスメント防止について」というテーマで話をしました。
川合教授はまず、良い指導者とは何か考えることがハラスメントの防止につながると語りました。そして、滋賀県にある多賀少年野球クラブの辻正人監督の事例を紹介しました。かつて辻監督は、子どもたちに対して厳しい指導をしていましたが、保護者の声を受けて指導方針を180度転換しました。彼の新しい指導方針は、楽しませることに重点を置いています。選手たちに戦術を考えさせ、出たアイデアを全力で褒めるようにしました。また、試合前には「良いプレーができるから楽しいのではなく、楽しいから良いプレーができる」と声をかけるようにしました。辻監督の指導方針の変化により、わずか1年でチームは全国大会で優勝する結果を収めました。これは、良い指導者としての成果を示す一例です。このような事例を通じて、スポーツ界でのハラスメントを防ぐためには、指導者自身がどのような姿勢で指導を行うかが重要だと言えます。良い指導者は子どもたちの成長を促し、楽しさを大切にすることができるのです。スポーツ界におけるハラスメント問題の解消に向けて、このような指導者研修会の開催が大事な一歩となりました。これからも、良い指導者を育成していくことがスポーツ界の発展につながるでしょう。
スポーツ指導者のハラスメント防止に研修会 目的と目標、叱ると怒るの違いを解説 …考えることがハラスメントの防止につながる」と切り出し、滋賀県にある多賀少年野球クラブの辻正人監督を紹介。以前は子どもを怒鳴るなど、厳しい指導をしていた… (出典:両丹日日新聞) |
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