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「イップス」が阻む本来の動き 問題は送球以前、“特効薬”は?|少年野球

「イップス」が阻む本来の動き 問題は送球以前、“特効薬”は?|少年野球

狭くなる守備範囲…「イップス」が阻む本来の動き 問題は送球以前、“特効薬”は?
…変わる。弱点を克服できれば、飛躍につながる。Full-Countでは、少年野球の現場を知る“凄腕コーチ”12人に取材。小学生からプロ野球選手まで指導す…
(出典:Full-Count)

 冬場の過ごし方は野球選手にとって非常に重要です。なぜなら、冬に行うトレーニングや努力が、翌シーズンの立ち位置やパフォーマンスに大きな影響を与えるからです。例えば、力をつけるための筋力トレーニングや技術の練習は、冬場に取り組むことでより効果的になります。ただし、無理をすることも避けなければなりません。冬は寒さが厳しいため、ケガをしやすい状況でもあります。無理にトレーニングしすぎたり、過度に負荷をかけると、逆に身体に悪影響を与える可能性があります。ですから、適度な範囲で努力することが大切です。Full-Countでは、少年野球の現場を知る“凄腕コーチ”12人に取材しました。その中の一人である新進気鋭の内野守備コーチ、武拓人さんに話を聞きました。彼は小学生からプロ野球選手まで指導しており、特に内野手に多い「イップス」と呼ばれる送球難を克服する方法について詳しく教えてくれました。
 「イップス」とは、心的要因などで思うようなパフォーマンスが発揮できなくなることを指します。野球では特に送球時に多く発生し、内野手の間ではよく見られる問題です。送球がうまくいかずに苦しんでいる選手は、外野への転向を考えることもあります。
 しかし、武さんによれば、送球難の原因は実は送球以前にあることが多いそうです。彼はこれまでに約600人の守備指導をしてきましたが、多くの場合、問題は打球に合わせる時点で起きていると言います。打球に十分に入れていない状態で送球しようとするため、送球の精度や距離感に不安が生じてしまうのです。武さんは、送球難を克服するためには、まずは打球への集中力と捕球技術を向上させることが重要だと教えてくれました。送球に不安があると、捕球に集中できずにステップや投げる動作に意識が向いてしまい、結果的に守備範囲が狭くなってしまうのです。そのため、子供の頃からしっかりと打球に集中する練習をすることが大切です。例えば、バットを使わずにボールを投げる練習や、的を使った捕球練習などが効果的です。また、メンタル面でも自信を持つことが重要です。自分自身に対してポジティブな言葉をかけることや、成功体験を思い出すことで、送球に対する不安を克服することができるのです。
 冬場のトレーニングや努力は、野球選手にとって非常に重要です。しかし、無理せずに適度に取り組むことが大切です。また、送球難を克服するためには、打球に集中する技術とメンタルの強化が必要です。しっかりと準備をして臨めば、翌シーズンでの飛躍が期待できるでしょう。


(出典 news.infoseek.co.jp)

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