「才能はあるのにもったいない選手が多い」。独立リーグ高知ファイティングドッグス｜独立リーグ
華やかな日本プロ野球（NPB）の舞台で、かつて活躍した選手たちの姿が今、新たな場所で輝きを放っている。彼らは「独立リーグ」と呼ばれる野球界の一角で闘いを続けている。彼らの野球人生を追ったノンフィクション連載が始まる。第1章では、南海ホークスからダイエーホークス、阪神タイガース、近鉄バファローズを渡り歩いた鉄腕投手、そして現在は高知ファイティングドッグス（高知FD）の指揮官としてチームを優勝に導いた「トヨさん」として知られる吉田豊彦氏に密着する。
2月25日、高知FDのホームタウンである越知町にある小さな居酒屋で、トヨさんと待ち合わせた。午後8時、約束の時間に私が到着すると、既にトヨさんは居酒屋の玄関前でタバコを吹かしながら、地元のお客さんと楽しそうに談笑していた。彼の存在は、この地域では間違いなく広く知れ渡っており、地元の方々との会話も弾んでいる様子だった。トヨさんは、プロ野球選手としての経歴を持ちつつ、独立リーグで指導者としても活躍している。彼のキャリアは数々の試練や困難を乗り越えてきたものであり、その経験から生まれる魅力と知恵を持っている。今回の連載では、彼の野球人生に迫りながら、彼の指導者としての哲学やユニークな指導方法にも焦点を当てていく予定だ。高知FDは、独立リーグの中でも地域に根ざしたチームとして知られている。そのため、トヨさんは地元の人たちからの期待も非常に高く、彼の存在はチームにとって大きな力となっているのだろう。さらに、彼がどのような戦略やチームビルディングを行っているのか、彼の指導の下で選手たちがどのような変化を遂げているのかにも着目していく予定だ。本連載では、独立リーグで生き残る男たちのストーリーを通じて、彼らがどのような闘いを繰り広げているのか、彼らの熱い思いや挑戦を伝えていきたい。プロ野球とは一線を画した舞台である独立リーグだからこそ、彼らの野球人生には独特のドラマや魅力がある。それを皆さんにも感じていただけるよう、魅力的なストーリーをお届けしていきます。続きは次回からお楽しみに。
（出典 number.bunshun.jp）
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