子供と一緒に野球を楽しもう!
野球をする子供をもつお父さんお母さんを応援する
少年野球のポータルサイトです。

【プロ指導者が教える】少年野球のグローブの選び方完全ガイド!素材・サイズ・ポジション別の選択ポイント

はじめに

少年野球は子供たちの健全な育成と体力づくりに大きく寄与します。適切なグローブを選ぶことは、子供たちが野球を楽しみ、上手に捕球できるための重要な要素です。本記事では、少年野球のグローブの選び方について詳しく解説します。

素材の選択

グローブの素材選びは、子供の年齢や技術レベル、予算に応じて検討する必要があります。一般的に、本革製のグローブが高品質で長持ちしますが、合皮製のグローブも初心者には適しています。

本革製グローブ

本革製のグローブは耐久性と手になじみやすい点で優れています。使い込むほどに手に馴染み、理想的なフィット感が得られます。しかし価格が高めで、初心者には扱いにくい面もあります。

子供の成長に合わせてグローブを買い替えるのであれば、本革製がおすすめです。型付けの際にスチームやグリップコンディショナーなどを使えば、手に馴染みやすくなります。ポジション別のグローブを選ぶ場合も本革製がよいでしょう。

合皮製グローブ

合皮製のグローブは価格が手頃で、初心者や低学年の子供に適しています。新品でも柔らかく、素手感覚で使用できます。一方、耐久性に欠ける点が課題です。

軟式野球を始めたばかりの子供や、グローブを試し買いしたい場合は、まず合皮製グローブから始めるのがよいかもしれません。低価格なので、手入れを怠っても買い換えが容易です。

グローブのサイズ選び

子供のグローブ選びで最も重要なのがサイズです。サイズが合っていないと、上手に捕球できません。メーカーごとにサイズ表記が異なるため、実際に手に合わせて選ぶ必要があります。

手のサイズに合わせる

小さすぎるグローブだと手が痛くなり、大きすぎるグローブだとボールを掴めません。子供の手の平の幅や指の長さを測り、ぴったりサイズのグローブを選びましょう。

サイズが合っていると、親指から小指まで自然に広がり、手首から指の付け根までグローブが覆っています。手の甲が飛び出したり、グローブの縁に指が当たると使いづらくなります。

年齢別のサイズ

メーカーによって異なりますが、一般的には以下のようなサイズ分けがあります。

  • 低学年(1-3年生): キッズS、キッズM
  • 高学年(4-6年生): キッズL、ジュニアS
  • 中学生: ジュニアM、ジュニアL、一般S

子供の成長に合わせてグローブを買い換えることが大切です。特に手の大きさが変わる低学年から高学年の間は、定期的に確認し、サイズ変更を検討しましょう。

硬式用と軟式用の違い

硬式野球と軟式野球では、使用するボールの硬さが異なります。そのため、グローブの作りも異なり、用途に合わせて選ぶ必要があります。

硬式用グローブ

硬式用のグローブは硬いボールを捕るために設計されており、ポケットが深く丈夫な作りになっています。素材は本革製が主流で、重量感と強度が重視されます。

中学生以上で硬式野球を始める場合は硬式用グローブが必須です。しっかりとした型付けが必要なため、初心者は扱いにくい面もあります。スチームなどを使い、丁寧に型付けを行いましょう。

軟式用グローブ

軟式用のグローブはボールが軟らかいため、柔らかい作りで操作性が高くなっています。軽量で握りやすく、低学年の子供にも扱いやすいのが特徴です。

素材は本革と合皮の両方がありますが、軟式なら合皮製でも問題ありません。オールラウンド用が中心で、ポジション別のグローブはあまり必要ありません。ただし、将来的に硬式野球を目指す場合は、早め本革製のグローブに慣れることをおすすめします。

ポジション別のグローブ

高学年以上になると、ポジションに特化したグローブを選ぶ必要があります。グローブの形状や機能がポジションごとに異なるためです。

投手用

投手用のグローブは手の甲側のポケット部分が深く、ボールの握りやすさを重視した形状です。ヒンジがしっかりしているのも特徴で、リリースの際の負担を軽減します。

素材は本革製が一般的で、使い込むほどにグリップ力が向上します。子供の手に合ったサイズと適度な重量感が、スムーズな投球を可能にします。

内野手用

内野手用のグローブはコンパクトで手の動きが自在なのが特徴です。ファースト、セカンド、サード、ショートといった守備位置ごとに適したデザインがあります。

ファーストミットはポケットが深く大きめ、セカンドとサードは小ぶりなウェブ構造、ショートはフィンガーフィットでスムーズな動作を実現します。プロのように守備範囲を広げるには、適切な機能を持つグローブが重要です。

外野手用

外野手用のグローブは大き目でポケットが深く作られています。遠くから飛んでくるボールを掴みやすい構造になっています。

外野手は広範囲を守備するため、高い操作性とキャッチングパワーが求められます。そのため重量感のあるグローブが適しています。親指や手首の動きがスムーズな作りも重視されます。

まとめ

少年野球のグローブ選びは、子供一人ひとりの成長段階や予算、目的に合わせて検討する必要があります。本革か合皮か、サイズ、硬式か軟式か、ポジション別かなど、様々な要素を考慮する必要があります。

子供が野球を楽しみ、十分にプレー能力を発揮できるよう、適切なグローブを選ぶことが大切です。子供の成長に合わせて、定期的にグローブを見直すことをおすすめします。お気に入りのグローブを見つけることで、子供の野球への意欲が高まるはずです。

よくある質問

グローブの素材はどのように選べばいいですか?

グローブの素材選びは、子供の年齢や技術レベル、予算に応じて検討する必要があります。本革製のグローブは耐久性と手になじみやすい一方で、価格が高めです。合皮製のグローブは初心者に適しており、価格が手頃です。

グローブのサイズはどのように選べばいいですか?

グローブのサイズは非常に重要です。手のサイズに合わせて選ぶ必要があり、メーカーごとのサイズ表記の違いに注意が必要です。小さすぎるグローブは手が痛くなり、大きすぎるグローブはボールを捕れません。子供の手の大きさを測って、ぴったりのサイズを選びましょう。

硬式用と軟式用のグローブはどのように違いますか?

硬式用のグローブは硬いボールを捕るために設計されており、ポケットが深く丈夫な作りになっています。一方、軟式用のグローブはボールが軟らかいため、柔らかい作りで操作性が高くなっています。低学年の子供には軟式用がおすすめです。

ポジション別のグローブはどのように選べばいいですか?

高学年以上になると、ポジションに特化したグローブを選ぶ必要があります。投手用は手の甲側のポケットが深く、内野手用はコンパクトで手の動きが自在、外野手用は大き目でポケットが深いなど、ポジションによって適したグローブの特徴が異なります。


B-Baseball.com会員登録はこちら

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA