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昭和プロ野球の熱き伝説 〜王貞治、長嶋茂雄の活躍と伝統の名場面〜

はじめに

プロ野球には数多くの伝説的な名場面がありました。昭和の時代には、王貞治、長嶋茂雄といった超人気選手の活躍が全国区で知られ、彼らの熱戦は多くの人々を熱狂させました。この記事では、昭和のプロ野球界を彩った名勝負と珍プレーを振り返ります。

伝説の一戦

昭和の時代には数々の伝説的な試合が行われました。その中でも特に有名なものをいくつか紹介します。

1978年日本シリーズ

初出場のヤクルトが阪急を逆転勝利し、初優勝を果たしました。この日本シリーズは、ヤクルトの快進撃と涙の優勝が印象的でした。

当時のヤクルトは”赤鬼軍団”の愛称で親しまれ、若手選手の活躍が光りました。決勝第6戦では9回裏に同点に追いつき、延長10回にサヨナラ勝ちを収めて優勝を決めました。チームの粘り強さと闘志が勝利をもたらした伝説の一戦です。

1971年日本シリーズ

巨人の王貞治が阪急の山田久志から逆転サヨナラ3ランを放ち、伝説の一打となりました。

第5戦の9回裏1アウト満塁の絶体絶命の場面で、王貞治が山田からスリーランホームランを放ちました。この一振りで試合は逆転し、巨人が日本一に輝きました。王の打撃は相手投手の最高141マイル(約227km)の速球を寄せ付けずに放った名打となり、”サンキューホームラン”と呼ばれています。

1979年日本シリーズ

広島の江夏豊が近鉄に対し、無死満塁の大ピンチを21球で切り抜け、プロ野球史に残る最高の名場面を生み出しました。

第6戦の8回表、広島は1点リードながら江夏が無死満塁の大ピンチに陥りました。しかし江夏は21球の打席を展開し、見事に満塁のピンチを脱しました。これはプロ野球史上に残る精神力と投球力を見せつけた名場面として語り継がれています。

激戦の記録

昭和のプロ野球には、名勝負だけでなく、記録的な激戦も数多くありました。

1983年西武対巨人の一戦

前年の日本一を狙う西武と巨人の初対決は、プロ野球史上に残る大激戦となりました。

この一戦ではサヨナラ勝ちが3度も演出され、延長戦の熱い攻防が繰り広げられました。最終的に西武が逆転勝利を収め、宿願の日本一に輝きました。当時の観客を熱狂させたこの名勝負は、今でも語り継がれています。

1971年オールスター戦

阪神の江夏豊が9連続奪三振という記録を樹立し、当時の野球ファンを魅了しました。

オールスター戦の一場面で、江夏豊は9人連続で三振を奪う大記録を残しました。この記録は現在も破られていません。江夏の精神力と切れ味鋭い投球は多くのファンを驚かせ、今なお語り草となっています。

歴史的瞬間

昭和には、プロ野球の歴史に残る出来事も数多く起きました。

1959年の天覧試合

1959年6月25日、初の天覧試合が行われ、巨人の長嶋茂雄がサヨナラホームランを放ちました。

この一打は当時の観客を熱狂させただけでなく、野球の歴史に名を残す出来事となりました。プロ野球初の天皇陛下御前試合での劇的な幕切れは、昭和スポーツ史に燦然と輝く名シーンです。

王貞治の世界新記録達成

1977年9月3日、巨人の王貞治選手が755本塁打を記録し、世界新記録を達成しました。

当時のプロ野球を代表する大スターだった王が、野球殿堂のメンバーであるアーロン選手の本塁打記録を塗り替えた快挙は、日本中が沸きました。この偉業により王は国民栄誉賞を受賞するなど、日本のスポーツ界に大きな足跡を残しました。

珍プレー

昭和のプロ野球には、名勝負や記録だけでなく、ファンの記憶に残る珍プレーもありました。

1985年の「バックスクリーン3連発」

1985年4月17日の阪神対巨人戦で、阪神打線の3番から5番まで続けてバックスクリーンに打球を放つ「バックスクリーン3連発」が起きました。

この一連の珍プレーは、ファンを驚かせただけでなく、巨人の守備陣にも戸惑いをもたらしました。阪神の猛攻で勝利に輝いたこの試合は、プロ野球の歴史に残る面白トピックスとなりました。

その他の珍プレー

  • 1962年の「走者一掃ファインプレー」(巨人の田淵幸)

    ランナー3人を次々に刺殺したプレーは、防御率を護る名場面となりました。

  • 1964年の「次々と満塁ホームラン」(巨人の王貞治、長嶋茂雄)

    王と長嶋が同じ回に満塁本塁打を放つ驚異のシーンでした。

まとめ

昭和の時代、プロ野球界には数多くの伝説的な名場面が生まれました。王貞治や長嶋茂雄らの活躍は国民的な人気を博し、彼らの熱戦が多くのファンを熱狂させました。初の天覧試合でのサヨナラ本塁打や、王の世界新記録達成など、歴史に残る出来事も数多くありました。それだけでなく、バックスクリーン連発やファインプレーなど、ユニークな珍プレーも生まれています。

これらの名勝負や名シーン、記録的な出来事は、昭和プロ野球の歴史を物語る宝物です。現代でもなお語り継がれるこの伝統は、日本のスポーツ文化を色濃く彩っています。昭和のプロ野球は、名選手の活躍とともに、数々の熱戦と感動を残してくれました。

よくある質問

昭和のプロ野球では、どのような有名な試合があったか?

プロ野球史上に残る伝説的な試合として、ヤクルトの初優勝や王貞治選手の逆転サヨナラ3ランなどが紹介されている。また、江夏豊選手の無死満塁からの21球の脱出など、精神力と投球力を示した名勝負も残されている。

昭和のプロ野球では、どのような記録的な出来事があったか?

1983年の西武対巨人戦では、サヨナラ勝ちが3度演出される大激戦が繰り広げられた。また、江夏豊選手のオールスター戦での9連続奪三振は現在も破られていない記録として知られている。

昭和のプロ野球では、どのような歴史的瞬間があったか?

1959年の天覧試合では、長嶋茂雄選手のサヨナラホームランが起きた。また、1977年には王貞治選手が世界新記録の755本塁打を達成し、国民栄誉賞を受賞するなど大きな足跡を残した。

昭和のプロ野球には、どのような珍プレーがあったか?

1985年の阪神対巨人戦では、打者3人連続でバックスクリーンに打球を放つ「バックスクリーン3連発」が起きた。また、1962年の「走者一掃ファインプレー」や1964年の「次々と満塁ホームラン」など、ファンの記憶に残る珍プレーが多数存在した。


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