この夏甲子園にさわやかな風を吹かせたおかやま山陽高校・堤尚彦監督の原点、ジンバブエの野球とは？｜高校野球

この夏甲子園にさわやかな風を吹かせたおかやま山陽高校・堤尚彦監督の原点、ジンバブエの野球とは？｜高校野球

この夏甲子園にさわやかな風を吹かせたおかやま山陽高校・堤尚彦監督の原点、ジンバブエの野球とは？ …この年発足した日本の独立リーグのトライアウトを受験、見事これに合格したのだ。そして2006年から3シーズン、彼は日本の独立リーグでプロ選手としてプレー… （出典：阿佐智）

おかやま山陽高校がこの夏の甲子園で注目を浴びたのは、その選手のマナーの良さだけでなく、堤尚彦監督の異色の経歴にもあった。堤監督は東北福祉大学を卒業後、青年海外協力隊員としてジンバブエで野球普及活動に携わっていたのだ。
ジンバブエという国は、国際政治に詳しい人なら知っているかもしれませんが、一般の人にはあまり馴染みがありません。実際、ジンバブエはかつて独裁政権の下で経済が破綻し、15年ほど前には年220万パーセントというハイパーインフレを経験しました。そのような状況下でも、野球が行われていたことは驚きです。実は、ジンバブエの野球には日本人が大きく関わっています。堤監督のジンバブエでの活動は、野球の普及活動に限らず、地域の子供たちとの交流、人道的支援など、さまざまな活動に広がっていたのです。彼はジンバブエの子供たちに野球の楽しさを教えるだけでなく、彼らの生活や学校への支援も行っていました。ジンバブエは、野球の人気が高い国ではありませんが、堤監督の活動によって野球の知名度が広がり、多くの子供たちが野球に興味を持つようになりました。また、ジンバブエの野球選手たちも日本人の指導の下で技術を磨き、国際大会などで活躍する機会を得ることができました。
おかやま山陽高校の活躍は、堤監督のジンバブエでの経験との関連性からも注目されました。彼がジンバブエでの経験を生かし、選手たちに独特のマナーや思いやりを教えたことが、チームの成功につながったのかもしれません。おかやま山陽高校の甲子園での活躍は、単なるスポーツの勝利だけにとどまりません。それは、文化交流や国際協力の一環としても位置づけられるものであり、多くの人々に感動を与えました。野球を通じて、国境を越えたつながりが生まれ、世界の中で新たな可能性が広がることを実感させられました。おかやま山陽高校は準々決勝で敗れましたが、その活躍は忘れられることはありません。彼らの姿勢や努力は、若い世代にとっての大きな教訓となりました。また、堤監督の異色の経歴も、多くの人々に勇気や希望を与える存在として注目されています。彼が示したように、人生には様々な道があり、それぞれの経験が新たな可能性を切り拓くことができるのです。

（出典 ameblo.jp）