子どもたちが成長すること、野球が好きになることを目的とする少年野球チーム｜少年野球

「昭和そのもの」の野球だった
倉敷ジュニアリバティーズの後藤尚毅GM兼任監督は、リーグ戦開催の経緯について語る。
「うちのチームは昨年4月に発足したのですが、その時点で、トーナメントではなくてリーグ戦を中心に活動したいという気持ちがありました。うちは、倉敷市の軟式野球連盟に加盟していません。同様に加盟せずに活動しているチームが、倉敷フューチャーズさん、天城フェニックスさんと2つあったので声をかけて、3チームでリーグ戦へ向けて取り組むことにしました。さらに、岡山市のミツヤレッドソックスさんと福山市の福山ウエストさんでリーグ戦を始めることになりました」
　倉敷ジュニアリバティーズは、昔ながらの「昭和そのもの」の野球を経験しているようです。でも、そんなレトロな雰囲気もまた魅力的ですね。ベンチウォーマーたちが会議前に30分早く集まる暗黙の了解や、一戦必勝のトーナメントから逃れて、本格的なリーグ戦を楽しんでいる様子が伝わってきます。
　後藤氏は、「勝利至上主義」ではなく、子どもたちが野球を楽しむことを重視しているようです。地域リーグで育まれる「野球好き」は、日本野球の未来を支える大切な要素だと思います。