小学校のときに覚えてほしいバッティングは、「小学生のバッティング」。
「バッティング」の練習は、いろんな方法があります。でも、最初は、子供はどうやってバットを振っていいかもわかりません。
少年野球のコーチをやっていて思うのは、今の時代、野球をみていない子供が、ちょっと見ただけで好き勝手に振っている子供は、あとから教えてあげれば、いいフォームになっていきます。子供は素直だからです。
その一方で、お父さんから教えてもらった「プロ野球の指導方法」だったり、有名コーチの打撃理論だったりを、習得してしまった子供は、一番教えにくいです。お父さんも、子供のためにきちんとしたバッティング理論を勉強していて、その指導方法も全てが間違っているとは思いません。「本を読んだだけだから間違っている」のではなく、小学生には小学生のバッティングの教え方が必要です。
子供も「お父さんに教えてもらったから」と言って、少年野球チームの監督やコーチがいくら教えても、その時は聞いていても、1週間たつと元に戻っています。
子供は「お父さんが教えてくれたこと」が一番信用できる情報だからです。これも、子供は素直だからです。
子供は素直だから、お父さんが教えてくれることは絶対です。だから、お父さんもきちんと「少年野球」としてのバッティングの基本を知ってほしいと思います。
小学生にバッティングを教えるには、上図にあるような順番で子供に教えてほしいと考えています。
1)スタンス
どうやって構えるか
2)テークバック
きちんと重心移動ができているか
3)ステップ
足の使い方
4)スイング
力の入れ方とタイミング
5)インパクト
どこでボールをとらえるか
6)フォロースルー
しっかり振り切ること
この6つを基本に打撃練習をしてほしいと思います。
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