少年野球の道具|少年野球のバットの選び方②

 最近の少年野球のバットは、どんどんよくなっています。
 「せっかく子供がやる気になってきたからいい道具を」と思うかもしれません。
 もう一度いいます。小学生のバットは性能がよくなっていていろんな種類があります。
 だから、バットの性能の違いを理解したうえで、お子さんに最適なバットを買ってあげてください。

▶▶▶ 少年野球の道具選びについてもっと詳しい情報はこちら

少年バットの長さと重さ

 まず最初は、バットの長さと重さについて、きちんと理解してしてからバットを選びましょう。
 バットの重さはルールできまっていますが、その範囲内で選べばいいと軽く考えてはいけません。中学生や高校生になってからは、ほとんどが同じような重さで自分の感覚に合った長さでバット選びができるのですが、小学生は1年生から6年生と6年間あり、子供の成長も様々です。
 小学生、特に低学年の場合、バットを買ってもらっただけでとても嬉しがります。高学年になれば、今の流行りのバットやスポーツ用品店で進められる高額のバットをみただけで欲しがります。まだ、小学生ですから。

身長とバットの長さについて

学年ごとのバットの長さ

 小学生の場合、基本的には学年ごとにバットの長さをきちんと考えてみることが必要でしょう。
 下図が基本的な学年ごとのバットの長さになります。

身長バットの長さ参考となる学年
110㎝~120㎝64㎝~68㎝小学校1年生・小学校2年生
120㎝~140㎝70㎝~76㎝小学校3年生・小学校4年生
140㎝~150㎝78㎝小学校5年生・小学校6年生
150㎝~80㎝~82㎝小学校5年生・小学校6年生

 ただ、これだけでお父さん・お母さんの判断は難しいですよね。少年野球の場合、学年でバットを選んでしまうと、小学生の成長に合わせたバットでないといけません。
 バットを選ぶときに小学生の基本は「腕の長さ×1.3倍」が一番いいといわれていますが、なかなか腕の長さを測ってもなかなかぴったりのバットを探すのも大変かもしれません。

▶▶▶バットの長さについては、「少年野球のバットの選び方①」を参照ください。

 小学生の場合の身長と体重によるお子さんのバットの目安を下の表にまとめてみました。以下の表を目安にバットを選んでみましょう。

身長

体重
105㎝以下106㎝~115㎝116㎝~120㎝121㎝~135㎝136㎝~145㎝146㎝~155㎝156㎝~165㎝165㎝~
24㎏以下66㎝68㎝72㎝74㎝74㎝
25㎏~30㎏68㎝68㎝72㎝74㎝76㎝76㎝
31㎏~35㎏72㎝
72㎝74㎝76㎝76㎝78㎝
36㎏~40㎏72㎝74㎝74㎝76㎝76㎝78㎝80㎝
41㎏~45㎏72㎝74㎝76㎝76㎝78㎝78㎝80㎝
46㎏~50㎏74㎝74㎝76㎝76㎝78㎝78㎝80㎝
51㎏~55㎏74㎝74㎝76㎝76㎝78㎝78㎝80㎝
56㎏~60㎏74㎝76㎝76㎝76㎝78㎝80㎝83㎝
60㎏以上74㎝76㎝76㎝78㎝78㎝80㎝83㎝

この表を一つの目安として、バットの長さは選んでおけばいいと思います。

ワンポイントアドバイス

「バットは、お店で実際に振ってみて決めたほうがいい」と言われます。確かに、実際に振ったほうがいいです。でも、バットを振れるスペースがあるお店であればいいですが、振るスペースのあるスポーツ用品店は都心であればあるほど、なかなかありません。中学生や高校生になったら、実際に振って買うべきだと思いまうが、小学生までであれば、長さと素材で選んでしまってもいいと思っています。最近はインターネットの発達でいろんな種類のバットも買えます。
 特に、小学生の場合、スポーツ用品店に一緒に行って選ぶと、ほとんどの子供は、そのスポーツ用品店で進められた「一番高いバット」を選んでしまいます。私も、それで結構、道具には失敗しましたから(笑)。

スポンサーリンク

バットの重さについて

 バットの重さについては、その素材によってバットの重さは変わります。バットの長さが決まったら素材によって、バットの重さは変わります。
 あとは、バットのバランス(重心)が大事です。バランスによって、同じ重さであっても、バットスイングのときに感じる重さは全く違います。

バットの素材について

バットの素材については、アルミ・カーボン・超々ジェラルミン・チタン・複合バット(コンポジットバット)があります。

素材概要重さ価格
アルミ一般的に金属バットによく使われている素材。普通安価
カーボン金属に比べて柔らかいのでしなりで飛ばすタイプのバット軽い若干高価
超々ジュラルミンアルミの一緒ですが、超々ジュラルミンは航空機にも使われる素材なので、アルミよりも強度が高いです。固い素材で叩いて飛ばすタイプのバット。
硬式用のバットに多くみられる。
アルミより若干重い高価

複合バット
(コンポジットバット)
 打撃面にウレタンを使用することで、ボールに当たったときにバットも凹むようになります。
 そのためボールが必要以上につぶれず、エネルギーロスが少なくなるので飛距離が出る。
 「ビヨンドマックス」とかは、このタイプです。
重い高価
チタンチタン製のバットは、バットを固くしならないようにして飛ばすタイプのバット。
「カタリスト」が有名。
重い高価

バットのバランス(重心)について

 お父さん、お母さんなら、「自分の子供にホームランを打ってほしい」と思ってしまうのは仕方ないです。
 でも、まだ、小学生の子供です。成長過程のなかで、ホームランバッター用の重い長距離バットを最初から振ってしまうと、以下のようなことが懸念されます。

  • 腕や腰、そして、骨にケガをしてしまう。
  • 正しいバットスイングをする前に重いバットを振ると変なクセのあるバットスイングのままになってしまう。

 お子さんの身長と体重で、バットの長さを選んだら、最初はバットの重心はミドルバランスのものを選びましょう。お子さんがバットスイングができるようになる高学年になったときに、改めて、お子さんの振りやすい重心のバットを改めて買い替えることを考えましょう。
 バットの重心については、以下のようになっており、必ずバットに重心は確認しましょう。

トップバランス重心がバットの最も先端にあるバットで、遠心力を使ってヘッドスピードを上げることができるので、飛距離がでる長距離打者用。同じ重さであっても、子供はすごく重く感じます。
力強いバットスイングができる高学年までは、このバットは使わないほうがいい。重いバットはケガのもとですから。
ミドルバランス最も一般的で、振りやすいバット。中距離打者用と表示されている場合が多く、ほとんどのバットがミドルバランス。
小学校の間は、このミドルバランスのバットで十分。
カウンターバランス重心が最もグリップ側にあるバット。ヒットをこつこつ打つためのバットですが、少年野球で使っている子はほとんどいません。
ワンポイントアドバイス

 子供には、ビヨンドマックスとかカタリストとかのよく飛ぶバットを買ってあげたいと思う親心は、よくわかります。私も子供にはビヨンドマックスを買っちゃいました(笑)。
 でも、実際にビヨンドのバットを使いこなせるようになったのは、6年生の最後のほうでした。結局、性能のいい(高い!)バットを使いこなすには、きちんとしたバットスイングと力強いバットスイングができるようにならないと、その性能も活かせなかったのだと思いました。まずは、アルミかカーボン程度のバットで十分かと思います。
 早くから体が大きくて、しっかりしたスイングができるようなお子さんなら、ビヨンドマックスとかカタリストはおすすめです。ほんとうに芯に当たればよく飛びます。芯にあてられないと同じですけどね(笑)。



 

【まとめ】重いバットは絶対に振らせない

 少年野球のバットを選ぶときは、以下のことに注意してください。

  1. 重すぎるバットは絶対に選ばない
  2. ルールにあったものを選ぶ

この2つを考えて選んでください。

1.重すぎるバットは絶対に選ばない

 重いバットであれば、ボールに当たれば確かに遠くに飛ぶのですが、小学生の場合、まだ体が成長過程です。体にあわない、筋力がついていないときに、重いバットを振ると成長過程の子供の体が悲鳴をあげて、ケガをする原因にもなります。
 長距離用のトップバランスのバットは、同じ重さでもバットの先端に重心があるので、子供はとても重く感じます。
 また、「バットを振ってみて少し重いくらいのバットがいい」と言われる方もいますが、小学生の場合は、長さを選んで、その長さでできるだけ軽いバットを選んだほうがいいと個人的には思います。仮に、「もう少し重くてもよかった」と思っても、きちんとバットスイングができるようになりますが、「もう少し軽くすればよかった」と後で思っても、バットスイングがきちんとできなければ、バットの意味がありません。
 最初にバットを選ぶときは、長さは身長や体重に合わせて、重心は「ミドルバランス」のもので、軽めのものを選んだほうがいいでしょう。

2.ルールにあったものを選ぶ

これはシンプルなのですが、スポーツ専門店では、「JSBBマーク」が付いているものを選びましょう。JSBBとは全日本軟式野球連盟(Japan Softball Baseball Association)の略です。
 小学生の場合は、「JSBBマーク」の下に「少年軟式用」と記載されているものを選びましょう。スポーツ用品店では、中学生以上から大人まで使用「軟式用」と記載されているものと混ざっているケースもあります。また、上部大会では、「少年軟式用」のまーくのあるバットしか使えない場合がありますので、注意してください。
 

▶野球の道具、いろんな種類がありますので、必要に応じてそろえましょう。
 


スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事