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少年野球の寸法|ダイヤモンドの寸法

少年野球は子供の成長に合わせて塁間などは決められています。高学年小学5年生以上と低学年小学4年生以下で塁間などは違います。

子供の成長に合わせて、寸法は決まっています。
少年野球の場合、高学年(小学5年生以上)と低学年(小学4年生以下)でも寸法が違います。

子供の成長に合わせて塁間は24m。

高学年(小学5年生以上)のダイヤモンドの寸法

■基本的なダイヤモンドの寸法

ピッチャーまでの距離:16メートル

塁間(各ベース間の距離):23メートル

ホームベースから二塁ベースまでの距離:32メートル53センチ
(一塁ベースから三塁ベースまでの距離)

低学年(小学4年生以下)のダイヤモンドの寸法

■低学年のときのダイヤモンドの寸法

ピッチャーまでの距離:14メートル

塁間(各ベース間の距離):21メートル

ホームベースから二塁ベースまでの距離:29メートル70センチ
(一塁ベースから三塁ベースまでの距離)

小学4年生くらいはいいけど、小学3年生くらいまでは、やっぱり短い距離で野球を学んでほしい。。。と思う。

 昔は、野球がうまい子であれば小学4年生であっても小学5年生以上のチームに入って、どんどんうまくなっていきました。でも、最近は野球をやる子が少なくなってきて、まだまだ教えたい小学4年生や小学3年生の低学年でも5年生以上のチームに入ってやらなきゃいけなくなっています。これも時代なのかもしれませんが、きちんと低学年は低学年で教えたいと思っているチーム関係者は多いのではないでしょうか。

 特に気になるのは、子供が野球をやるときのダイヤモンドの寸法。

 今の時代、どうしても人数が少ない少年野球チームが増えてきているので、小学3年生でも高学年の距離でやるケースが増えてきています。小学2年生でも高学年のダイヤモンドで、小学6年生や小学5年生に交じって野球をやっている場面をよく見かけます。

 確かに、小学校2年生とか小学3年生が、高学年の子供と一緒に野球をやることで、試合経験や野球のルールを覚えるのも、同級生とやっているよりもはやく学んでいきます。そして、その子供が、小学5年生や小学6年生になったときに、その子供の野球レベルの向上につながることも確かです。もしかすると、低学年の時から高学年と一緒に野球ができる環境は、その子供の野球センスを伸ばすには、昔よりいい環境にあるのかもしれません。

 でも、現役のコーチの立場で、気を付けてほしいと思うことが1つあります。

低学年には「絶対、ノーバウンド送球はさせてはいけない」

 低学年の子供が高学年の子供と一緒に野球をやると、どうしても「高学年のお兄ちゃんと同じことをしたい!」と思います。要は、低学年の子供はそんな高学年の「マネをしよう」とします。ボールの捕り方とか走塁とかを「マネ」をすることはとても大事ですが、

唯一「マネしない」ようにしてほしいことがあります。

「高学年と同じように塁間を、ノーバウンド送球は絶対にさせない」

 小学5年生や小学6年生の子供は、体も大きく筋力もついてくるので、塁間などは、ノーバウンド送球をします。当然ですが、小学校3年生の子供と、小学校6年生の子供とでは、ボールを投げられる距離も大きく違います。
 低学年の子供は、「お兄ちゃんと同じように投げたい」と思って、遠くに投げようとしてしまいます。
 これを低学年からしてしまうと、必ずといっていいくらい高学年になったときに「野球肘」になってしまいます。

ツーバウンドでも、勢いのいいボールを投げるように指導してほしい

 せっかく高学年と一緒に野球の練習ができて、高学年の子供を見ながら、高学年のマネをしながら野球がうまくなっているのに、唯一、「投げる」ことを真似てしまうと、高学年のときに肘が痛くなってしまっては、子供もかわいそうです。
 だから、高学年と一緒にやっていても、小学4年生以下の子供には、

塁間でも送球でも「ワンバウンド送球」を指導してほしい

 極端に言うと、スリーバウンドでも何バウンドしてもいいから、勢いのいいボールを投げるように指導してほしいです。
 指導していて感じたことは、いまの子供は遊びのなかで「投げる」という動作をする遊びをしていません。昔は、メンコやボール投げなど「投げる」遊びを屋外でしていたので、自然と「投げる動作」が身についていいました。
 でも、今の子供でメンコで遊んでいる子供はほとんどいません。「投げる動作」が身についていないのです。
 そんないまの子供に突然、「遠くに投げる」ことを指導したら、いつか肘が痛くなるのは当然だと思います。だから、極端に言うと、下に投げること、地面にたたきつけるくらいにボールを投げることが大切だと思います。
 最初は、スリーバウンドしていた子供が、勢いいいボールを投げることで、ツーバウンドになり、ワンバウンドになり・・・。子供は達成感を持ってくれます。高学年と同じようにノーバウンドを投げようとしても、体力がちがうので、絶対に同じにはなりません。でも、ワンバウンド送球であれば、少しづつ勢いいいボールになり、子供も自分の成長を感じてくれます。
 なによりも、十何年の個人的な経験のなかですが、私の経験上、

低学年のときに高学年と同じ送球をしても、肘を痛くするだけ

だと断言します。
 私のチームでは、小学校6年生であっても、ワンバウンド送球と同じ勢いのボールをノーバウンドで投げられる子供以外は、「ワンバウンド送球」をさせるようにしています。
 小学生は、このあとの中学野球、高校野球があります。そのときに、ノーバウンド送球できればいいのですから。 

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